今年も、日本テレビ系「24時間テレビ」が8月27~28日に放送されます。
毎年、24時間テレビ内で放送されるスペシャルドラマが話題になりますよね♪
今年のスペシャルドラマは、長野県上田市に実在する美術館「無言館」が題材となっています。
ドラマの主人公となる、この「無言館」を設立した”窪島誠一郎”とは、一体どんな方なのでしょうか?
この記事を読まれている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
無言館ってどんな美術館?
館主の窪島誠一郎ってどんな人なの?
- 長野県上田市の美術館「無言館」について
- 「無言館」の館主、窪島誠一郎について
無言館を作った窪島誠一郎
「無言館」とは、長野県上田市にある、小さな美術館です。
かつて、戦争で亡くなった画学生の遺作を集め、1997年に設立されました。
テレビで「無言館」の特集を何度か観たことがあり初めて訪れました。
— Lily🌻 (@SunWaterlily) August 15, 2022
戦没画学生の遺作、遺品が展示されています。
傷ついたキャンバスや未完成の作品から無念の声が聞こえてくるようでした。
絵筆を武器に持ち替えなければならなかった画学生たちに祈りを捧げました。 pic.twitter.com/wAR7Rg5984
画学生たちは、戦争に出征する直前まで絵を描き続けたそうです。
「無言館」には、そんな画学生たちの遺作や遺品がたくさん展示されているんですね。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」
【住所】長野県上田市古安曽字山王山3462
【TEL】0268-37-1650
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】火曜日
【入館料】大人1,000円、高・大学生800円、小・中学生100円
【公式WEBサイト】無言館 (mugonkan.jp)
この「無言館」を設立したのが、
窪島誠一郎さん
です!
窪島さんは、「無言館」設立のために、全国を駆け巡りました。
「無言館」には、窪島さんの平和を願う思いがたくさん詰まっているんですね。
そして、2022年の24時間テレビ内で放送されるスペシャルドラマでは、この「無言館」が題材として取り上げられています!
/#24時間テレビ
— 無言館【24時間テレビ45SPドラマ公式】 (@mugonkan_24htv) July 24, 2022
スペシャルドラマ
『#無言館』
\
監督・脚本 #劇団ひとり ✖︎主演 #浅野忠信 の実力派タッグでお送りします🤗
戦争で亡くなった画学生の絵を展示する美術館『無言館』設立のために全国を駆け巡った男の物語🚗
8/27(土)よる9時頃〜放送‼️
詳細はHPへ👉https://t.co/3aim22Et2Z pic.twitter.com/4Wt3dDwE9z
監督・脚本‥劇団ひとり
主演‥浅野忠信
と、豪華なメンバーで話題となっていますよね。
24時間テレビのスペシャルドラマは、8月27日(土)21:00~放送となります!
窪島誠一郎の経歴プロフィールまとめ
「無言館」を作った窪島誠一郎さんとは、一体どんな方なのでしょうか?
【アートから戦争を考える】
— Tokyo Art Beat (@TokyoArtBeat_JP) August 4, 2022
戦没画学生の遺作から見えてくる戦争と平和。無言館を作った男、窪島誠一郎に聞く
夏は戦争や平和について考える季節。長野県上田市にある無言館でのインタビュー#戦後77年 #無言館https://t.co/wIGgNNEgAm pic.twitter.com/C4dgve57Gy
窪島さんのプロフィールはこちらです♪
窪島誠一郎(くぼしませいいちろう)
1941年11月20日生まれ(81歳)
著作家、美術評論家、美術館館主
東京都出身
窪島さんは、高校卒業後、様々な仕事をしながらお金を貯め、21歳の時にスナックを始めました。
支店を出し、画廊も経営しながら、1964年、窪島さんが23歳の時に、
小劇場
「キッド・アイラック・アート・ホール」
を設立します。
「キッド・アイラック・アート・ホール」は、当時の若い芸術家が集まる、夢の空間と言われていました。
絵画や写真の展示だけでなく、ダンスや演劇など、幅広くエンターテインメントの場として使われていたんですね♪
そしてその後1979年、窪島さんが38歳の時に、
信濃デッサン館
(現:KAITA EPITAPH残照館)
を設立します。
信濃デッサン館は長野県上田市にあり、様々な画家の作品が展示されています。
そして、1997年、信濃デッサン館と同じ場所に
無言館
を設立しました!
この時、窪島さんは56歳ですね。
こうして、様々な劇場や美術館を設立されてきたんですね♪
さらに窪島さんは、いくつかの本も執筆されていて、「”無言館”ものがたり」では、
サンケイ児童出版文化賞
も受賞されました!
窪島誠一郎の父親は水上勉
数々の美術館や劇場を設立してきた窪島誠一郎さんですが、生い立ちも気になりますよね。
窪島さんは、幼い頃に、靴の修理屋さんに養子に出されました。
戦争や家庭の経済的事情のため、苦渋の決断だったようですね。
その後、東京大空襲により、行方不明となっていました。
しかし、34年後、1977年に実の父親と再会を果たします!
その父親が、
小説家・水上勉
なんです!
水上勉さんは、文化功労者でもあり、数々の文学賞を受賞してきた小説家ですね。
20年かけて、実の父親を捜し歩く記録は、テレビの連続ドラマでも放送されたそうです。
そして、父と子の感動の再会は、マスコミにも大きく取り上げられました。
それまで明かされてなかった、水上勉さんの息子の存在が、初めて公になったんですね。
その後、窪島さんは「父 水上勉」という本を執筆し、父親への思いを綴っています。
まとめ
2022年、24時間テレビ内で放送されるスペシャルドラマの題材となる「無言館」は、長野県上田市にある、戦没画学生の遺作を展示した美術館です。
「無言館」の館主である窪島誠一郎さんは、全国を駆け巡り、平和の願いを込めて、1997年に「無言館」を設立しました。
これまで数々の美術館や劇場を設立し、数冊の本も執筆されています。
そして、窪島さんの父親は、小説家の水上勉さんなんですね!
幼い頃、養子に出され、さらに空襲で行方不明になっていた窪島さんですが、1977年には父親の水上勉さんと再会を果たしました。
自身も戦争を経験し、窪島さんのたくさんの思いが詰まった「無言館」に、ぜひ1度訪れてみたいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。