ドラマsilent手話監修は誰?文字起こしアプリについても調査

2022年10月からスタートしたフジテレビ「silent」を見て、泣いた!感動した!という声がSNSでも数多く上がってます。

多くの方の涙を誘ったのは、第一話のラストシーン、目黒連さんの手話でしょう。

必死に手話で自分の気持ちを伝える目黒連さんの演技に感動したという声が多く寄せられてます。

反響が大きかった目黒連さんの手話を監修したのは誰なのでしょう?

また、手話と字幕が違うという意見も気になりますよね。

さらに目黒連さんが使っていた文字起こしアプりも初めて目にした方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ドラマsilentの手話監修担当者・手話と字幕の違い・文字起こしアプリについて調査しました。

ドラマsilent、泣きすぎて目がパンパン!
手話は難しそうだけど、誰が教えたのかな?
手話と字幕の意味が違うみたいだけど、本当はどうなの?

\この記事を読んでわかること/
  • ドラマsilentの手話監修者はさとりさんと中嶋元美さん
  • 手話と字幕の違いについてとその理由
  • 文字起こしアプリUDトークについて
目次

ドラマsilent手話監修担当はさとりさんと中嶋元美さん

silentのドラマクレジットでは手話監修担当者はさとりさんと中嶋元美さんのお二人でした。

第一話の終盤で目黒連さんが川口春菜さんに向かって懸命に手話をするシーンは印象的でしたよね。

ドラマにとって重要な要素である手話を監修しているお二人について説明します。

監修担当:手話動画の配信をしてるさとりさん

手話監修の一人目はさとりさんです。

さとりさんとはどのような方なのか、気になりますよね。

プロフィールを紹介します。

本名 佐藤 涼太郎

出身地 北海道

聴覚障害があり、北海道高校聾学校を卒業後、茨城県にある筑波技術大学に進学しました。

現在は東京在住、接客業の傍らツイッターで「さとりしゅりにっき」などの手話動画を配信中です。

また、ネットを中心にLGBTの啓発活動にも参加されてます。

このほかにも、ろう者と聴者が歩み寄る場作りの「ろうちょ~会」運営を行ってます。

幼い頃から本を多読し、インターネットの掲示板などで日本語を学ぶ努力の人です。

監修担当:耳の聞こえないアイドル中嶋元美さん

もう一人の手話監修担当者は中嶋元美さんです。

中嶋元美さんはアイドルもされているということですが、どのような方なのでしょう。

生年月日 1994年8月18日

職業 バリスタ、動画クリエーター、手話アーティスト

趣味 裁縫・テーマパークに行くこと、ダンス、バレエ、カメラ、漫画、アニメ見ること、ハンバーガー屋巡り

多趣味な方ですね! 好奇心旺盛で楽しみ上手な方なのでしょう。

さとりさんは生まれつき聞こえないということでしたが、中嶋元美さんは想と同じく途中から聴力を失ったので、想に共感する部分も多く、今後のストーリー展開を楽しみにしているそうです。

中嶋元美さんはアイドル活動にとどまらず、silentの他にも多くの作品の手話監修やテレビ出演など幅広く活躍中です。

ドラマsilent手話の字幕は少し意味が違う?

silentの第一話の終盤、目黒連さん演じる想と川口春奈さん演じる紬が再開し、想が手話で語るシーンはネットでも涙腺崩壊と大反響でした。

ですが、目黒連さんの手話と字幕が実際の意味と違うと意見がSNSで見られました。

手話と字幕の意味の違い

手話をよく知っている人は違和感を感じているようです。

間違えて手話を覚えないでほしいということなのでしょう。

具体的に手話と字幕の違いを説明します。

想と紬が再開した時に、想の手話の字幕は

声ではなしかけないで

でした。

手話では「言われる+わからない」と表現されてますから実際の意味は「言われてもわからない」です。

このように、実際の意味と字幕ではニュアンスの違いがありました。

YouTubeでもsilentの手話のわかりやすい解説があります。

手話は、とてもデリケートなコミュニケーションツールなので、手話をわからない人が意味を読み取るのは難しいですよね。

字幕の文字数制限がネック

手話と字幕の意味が違ってしまう理由に字幕の文字制限があります。

1行あたりに挿入する文字数のことを「行幅」と言います。 1行当たりの文字数は最大13文字とされていますが、制作側の都合により3文字程度増減する場合があります。

引用元 https://www.convention.co.jp/news/detail/contents_type=16&id=1043

このように限られた文字数の中で、想の気持ちが視聴者に伝わるように考え抜いたセリフが字幕になっているのですね!

実際の手話の意味を直訳しても想と紬の気持ちを理解するのは難しいかもしれませんね。

1話目の最後の目黒連さんの手話はストレートに解釈すると「邪魔なんだよ!」という意味になりますが、字幕には

うるさい

と書かれてました。

この「うるさい」で冒頭の雪のシーンを思い出した方も多いのではないでしょうか。

字幕を「うるさい」と表現することにより、より一層二人の気持ちの違いが伝わり、切なくなりますよね。

ドラマsilent劇中の文字起こしアプリ

ドラマで使用された文字起こしアプリは「UDトーク」です。

想がイヤフォンを返すために紬とカフェで待ち合わせをしたシーンに使われてましたね。

イヤホンを返すために会った時は耳が聞こえない想がこのアプリを出しました。

その後、紬が想に「顔をみて話したい」と言って会った時には紬のスマホにUDトークがインストールされてました。

紬の想を思う気持ちが行動にあらわれていると感じるシーンでしたね。

UDトークは「ファイトソング」というドラマでも使われていました。

UDトークは耳が聞こえる人が、耳が聞こえない人に自分の話を伝えるために使うアプリです。

UDトークの公式ホームページでは下記のように紹介してました。

UDトークはコミュニケーションの「UD=ユニバーサルデザイン」を支援するためのアプリです。

「音声認識+音声合成」機能を使って視聴覚障害間コミュニケーション

「多言語音声認識&翻訳」機能を使って多言語コミュニケーション

「漢字かな変換や手書き」機能を使って世代間コミュニケーション

引用 https://udtalk.jp/

UDトークは多機能なアプリなので、使い方次第で様々な人とのコミュニケーションが広がるようです。

まとめ

フジテレビ木曜劇場「silent」の手話監修者・手話と字幕の違い・文字起こしアプリについて調査しました。

手話監修者は手話動画を配信しているさとりさんと耳の聞こえないアイドル中嶋元美さんです。

お二人とも聴覚障害という枠を乗り越え、様々な分野で活躍されてます。

目黒連さんの手話と字幕が違う理由の一つに字幕の文字制限が関係しているようです。

制限された文字数で、想と紬の気持ちを視聴者にも伝わるように表現するために言葉を選ぶのは大変なことでしょう。

ドラマに出てきた文字起こしアプリは{UDトーク」で、多機能アプリなので、聴覚障害の方以外でも使われているようです。

ドラマ「silent」を見て、手話に興味を持った方も多いようですね。

このドラマにより、聴覚障害をお持ちの方たちへの理解が深まるよう願います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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