7月14日からスタートするフジテレビ系列の「純愛ディソナンス」。
中島裕翔さんが教師役を、吉川愛さんが女子生徒役を演じるということで話題になっていますね。
キャスティングも豪華ですが、「教師と女子生徒の禁断の恋」「一線を越えない大人の純粋な恋愛関係」にワクワクします。
ですが、題名にある「ディソナンス」は聞きなれない言葉です。
「純愛はわかるけど、ディソナンスって何?」と思われる方が多いと思います。
今回は「純愛ディソナンス」のタイトルと内容の考察をしていきます。
純愛ディソナンスのタイトル意味は?
「純愛」と聞くとピュアなラブストーリーを思い浮かべますが、このドラマはどうでしょう?
「純愛」の意味と「ディソナンス」の意味についてそれぞれ調べました。
純愛の意味
まず純愛の意味とはどんな意味なのでしょうか。
純粋な愛情
ひたむきな愛
邪心のないひたむきな愛情
とあります。
はかなげで、けなげなイメージがありませんか?
しかし、このドラマは純愛だけでは終わらなそうです!
ディソナンスの意味
純愛の後にわざわざつけている単語「ディソナンス」とはどういう意味なのでしょう。
この言葉を調べてみると「不協和音」という意味でした。
不協和音という言葉は聞いたことがあるけど、それがどのようにドラマと結びつくのでしょう。
そこで不協和音とはどういう意味なのかを調べました。
不協和音とは不協和音程を含む和音
違和感を残し、不安定な感じを与える
周囲に調和しない関係の例えにも使う
なにやら不穏なイメージがしますね。純愛とは相いれないような気がします。
これらのことを考え合わせると「純愛ディソナンス」が意味するものは
「純愛を貫くことにより巻き起こる不協和音」ということでしょうか。
ドラマの内容を考えると
「2人が純愛を通すことにより、彼らを取り巻く人々が影響をうけ、互いの関係をきしませていく···」という意味になるのではないかと思います。
さて、ドラマではどのような不協和音が起きるのでしょうか。
ディソナンス(不協和音)を奏で始めるのはどこから
このドラマの見所の一つであるディソナンス=不協和音ですが、ドラマのどこから動きが出てくるのでしょうか。
このドラマは一部と二部に分かれています。
第一部のストーリー
第一部は中島裕翔さん演じる新田正樹と吉川愛さん演じる和泉冴の「純愛」をテーマとする青春×恋×サスペンス。
おそらくですが、本当にピュアな恋愛が描かれるのではないでしょうか。
教師と生徒である二人が徐々に絆を深めていき、お互いに惹かれあいます。
ですが、正樹は自分自身の気持ちを恋だと認めたくない。
一方、冴は正樹に恋してます。すれ違った気持ちのまま、本心で向き合わず決別する二人。
なんだかじれったく感じそうです!
第二部のストーリー
そして第二部は舞台が5年後に移り、恋と仕事における女同士·男同士のバトル、そして大人同士の人間模様が描かれています。
二人は再開しますが、正樹は既婚者になっていたのです。
そこで二人はもう一度離れればよいのですが、お互いを思う気持ちを止めることはできないのでしょう。
二人の選択は「セカンドパートナー」というものでした。
セカンドパートナーとは配偶者以外の肉体関係を伴わない親密な相手です。
新しい関係を選んだ二人に対し、周囲の人間関係に徐々にひずみが現れていきます。
この番組のキャッチコピーに「愛は、純粋すぎると毒になる」とありますが、まさにピュアな愛の毒にあてられて、二人を取り巻く人間関係がどろどろになっていくのでしょう。
不協和音が人間関係を壊していくのは第二部以降になると思います。
おそらく、見ている私たちも共感したり、反発したり、ドキドキしたり、心が揺さぶられることが多くなるのではないでしょうか。
ストーリーの鍵をにぎる二人のキャラは?
二人を取り巻く人間関係がどろどろになっていくことが予想されるストーリーですが、この二人はどのようなキャラなのでしょうか。
両親が教育者という厳格な家庭に生まれました。
優秀だった兄·幸助と常に比較され続け、強いコンプレックスを抱いていました。
しかしその幸助が大学時代に事故で他界してしまうのです。
正樹はコンプレックスから解放されるわけでもなく、どうすれば周囲から良く思われるかを考えながら打算的に生きていますが、冴との関係に一瞬光を見出します。
小学校の頃に両親が離婚し、母子家庭で育った影響なのか、同級生よりもどこか大人びた印象です。
真っすぐな性格で芯が強い反面、弱さを他人に見せることができない一面もあります。
母親は冴に依存しながらも「人生で最も重要なのは男の選択」という偏った価値観を押しつけるのです。
新田のちょっとした表情を観察しており、彼の心の闇を見抜きます。
二人とも家庭に問題を抱えてますね。この問題がストーリーにどのように影響するのでしょうか。
正樹の心の闇は冴を飲み込んでしまうのでしょうか。
彼の心の闇に気づきながら、セカンドパートナーという立場を選んだ冴。
そんな二人に周りの人たちの恋愛、結婚、倫理観、幸福感などあらゆる価値観がぶつかり合います。
もちろんこの二人の問題だけでなく、かかわっている人達全員がそれぞれ問題を抱えていると思われます。それがどのような事件に発展していくのか··楽しみです!
まとめ
純愛ディソナンスというドラマは二人の純粋さゆえに周囲のバランスを崩し、どろどろな関係に巻き込んでゆくドラマだと思われます。
正樹と冴がどろどろな関係なのではなく、それどころか心と心を通じ合えた純粋な関係であることを望みますが、正樹の屈折した影のあるキャラクターがどう影響するのか。
また、二人の関係をよく思わない周りの人達がどろどろな状態になり、二人を巻き込んで破滅への道へ進んでいくのか。
正樹と冴は果たして幸せになるのか、またどのような事件が起きるのか、ドラマを見るのが楽しみですね。
最後までご覧くださりありがとうございました。