スシローのマグロは偽物?本物?代用魚使用の真偽を調査

大手回転ずしチェーンの『あきんどスシロー』に「マグロ偽装疑惑」が浮上しています。

スシローといえば、大人から子供まで幅広い年齢層に人気のある回転ずし屋さんですよね。

報道によると、スシローはテレビ番組で伝えていたマグロとは異なる代用魚を使用していると言われていますが、実際はどうなのでしょうか。

スシローが本当に偽装していたのか「マグロ偽装疑惑」について調査してみました。

スシローのマグロ偽装疑惑の真相は?
代用魚を使用していたって本当?

\この記事を読んでわかること/
  • スシロー「マグロ偽装疑惑」の真偽について
  • マグロの種類や回転寿司ネタの代用魚について
目次

スシローのマグロ偽装疑惑が報道

『あきんどスシロー』は一部の週刊誌に「マグロ偽装疑惑」が報じられています。

今回の報道を受けて、スシロー側は2022年8月31日に公式HPで見解を発表しています。

マグロ偽装疑惑の概要や、スシロー側の見解について見ていきたいと思います。

「マグロ偽装疑惑」報道の概要

人気の回転ずしチェーン『あきんどスシロー』にマグロ偽装疑惑が浮上しています。

デイリー新潮の記事によると、2022年6月28日放送のフジテレビ系「所JAPAN2時間SP」、7月26日放送のテレビ東京系「うちむら見える化テレビ」の番組でスシローが取り上げられたそうです。

2つの番組の中で、スシローで扱っているマグロは「メバチマグロのみを使用している」と強調して伝えていたと言います。

スシローでは「メバチマグロのみ」を使用

このことに、回転寿司業界の関係者は次のように語っていました。

「メバチマグロのほうが希少性が若干高く、味が少し濃厚だとされているので、キハダマグロと比べて、仕入れ値が約1.2倍高くなっています。

スシローは、メバチマグロとキハダマグロの両方を使っているという認識だったので、番組を見て疑問に思いました」

引用元:デイリー新潮より一部抜粋

こちらの関係者の方は、実際に店舗で鉄火巻を食べると違和感を感じたと言います。

スシローに直接メールで問い合わせると、「鉄火巻にはメバチマグロを使用している」との回答があったそうです。

その後、関西にあるスシロー数店舗の握りずし・鉄火巻のマグロを専門業者にDNA鑑定を依頼したそうです。

すると、ある店舗の鉄火巻は「キハダマグロ」を使用していることが判明しました。

再度、スシローに問い合わせると次のような回答があったそうです。

『握りずし』のマグロは間違いなくメバチマグロだが、
『鉄火巻』に使用しているマグロの魚種につきましては、社内確認の結果、70%がキハダマグロ、30%がメバチマグロを使用していることが判明しました。

このことを受けて、テレビ番組でスシローは「メバチマグロのみ使用」と強調していたにも関わらず、実際には「キハダマグロ」も使用していた事が判明し悪質だと報道されていました。

スシローは「マグロ偽装疑惑」を否定

一方、スシロー側は今回の報道を受けて、公式HPにて「マグロ偽装疑惑」を否定しています。

「対応窓口にお問合せをいただきましたお客さまに対して、誤った内容のご回答を差し上げてしまいましたこと、改めてお詫び申し上げます。

当該記事に記載されているような『悪意』や『悪質』といった意図や、『偽装』といった行為も全くございません

引用元:公式HPの文書より一部抜粋

公式HPでの説明では、週刊誌に掲載されていた記事内容について謝罪の上、悪意や悪質な意図はなかったとしています。

<<スシローで使用のまぐろについて>>
※2022年8月31日発表

【まぐろ(100円)】
メバチマグロのみを使用
※価格は店舗により異なる場合あり

【鉄火巻など】
キハダマグロ、メバチマグロ、商品によりインドマグロ、本マグロを使用
※仕入れ状況による

スシローの説明によると、扱っている「まぐろ」メニュー全てが「メバチマグロ」という意味ではなかったみたいなんです。

100円で提供しているまぐろについては「メバチマグロ」で、「キハダマグロ」は使用していないと言います。

少しややこしいですよね(>_<)

今回は、対応窓口が誤った回答をしてしまったのと、番組の中で誤解を与える内容になってしまったので「偽装」だと言われてしまったようです。

マグロには色々な種類がある?

上述にもメバチマグロやキハダマグロが出てきましたが、マグロには他にも色々な種類があるんです。

種類によって旬の時期や産地も異なり、また、種類ごとにランクがあるそうですよ。

◎最高ランク◎
本マグロ(クロマグロ)

2 ミナミマグロ(インドマグロ)
3 メバチマグロ
4 キハダマグロ
5 ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)
6 コシナガマグロ

同じマグロでもこんなに種類があるんですね!

最高ランクの本マグロは、マグロの中でも最も大きく成長するそうです。

体長は300㎝、体重は400㎏を超えるマグロもいるそうですよ!

マグロの中でも最高級品と言われています(^^

回転寿司のネタは代用魚が使われているのか

回転寿司のネタには、代用魚が使用されていることが多いそうです。

【代用魚】
食感や質感などが類似している魚

商品の入手が難しいときなどに代用魚を使うことがあると言います。

代用魚として使用されている魚の一例はこちらです。

用 途代用魚
マグロ
(本マグロ)
ミナミマグロ、キハダマグロ、
メバチマグロ、アカマンボウ
など
サーモンニジマス
エンガワヒラメ、カレイなど
イクラマスなど
天然ブリ養殖ハマチ
タイティラピア
サザエアカニシ

こちらは一部なので他にもまだまだあるようです。

でも、これって偽装なのでは…と疑問に思いますよね。

食品表示についての法律には「加工食品品質表示基準」というのがありますが、回転寿司は適用されないようなんです。

【加工食品品質表示基準】
原材料を一般名称にて表示することが義務とする

<基準>
容器に包装された加工食品に適用

※参考資料

以上のことから、回転寿司やレストランで提供される場合は、加工食品品質表示基準は対象外となるようですね。

また、低価格で提供するためにも代用魚の使用は欠かせないとも言われています。

まとめ

スシローのマグロ偽装疑惑についてやマグロの種類、代用魚についてまとめました。

回転寿司大手のスシローは、マグロに使用しているのは「メバチマグロのみ」と伝えていたにも関わらず、実際には「キハダマグロ」も使用していた為、「マグロ偽装疑惑」が報道されていました。

この報道を受けて、スシローの公式HPでは見解を発表しました。

スシローは、対応窓口が誤った回答をしたこと、テレビ番組で誤解を招く内容になったことを謝罪した上で「偽装」について否定しました。

回転寿司では本物の魚と質感や味が似ている「代用魚」を使用することが多いそうで、代用魚を使用することにより低価格で商品を提供することが出来ると言います。

安くて美味しいのは嬉しいですが、実は思っていたのと違う魚を食べていた…ということもあるようですね。

最後までご覧くださってありがとうございました。

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