YOASOBIミスター原作小説あらすじ&ネタバレ紹介「わたしだけの所有者」

2022年2月16日に配信リリースされたYOASOBIの14thシングル「ミスター」。2022年5月22日20時にMV(ミュージックビデオ)がYouTubeにてプレミアム公開
そんなYOASOBI「ミスター」の原作小説あらすじ&ネタバレについてご紹介します。


 まだ小説を読んでいない方も、まだ楽曲を聴いていない方も、まだMVを視聴していない方も、この記事で興味を持っていただけたら幸いです。

目次

YOASOBIと直木賞作家によるコラボとは

4人の直木賞作家が「はじめて〇〇をしたときに読む物語」と題して、「はじめて」をテーマに小説を書き下ろし、YOASOBIが順次楽曲を発表していくというコラボプロジェクトです。

このテーマには、はじめての読書を体験してほしいとの意図も込められています。
2022年2月に4篇を1冊にした書籍『はじめての』が発売中です。

著:島本 理生, 著:辻村 深月, 著:宮部 みゆき, 著:森 絵都
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 ・島本理生著「『私だけの所有者』はじめて人を好きになったときに読む物語」
 ・辻村深月著「『ユーレイ』はじめて家出したときに読む物語」
 ・宮部みゆき著「『色違いのトランプ』はじめて容疑者になったときに読む物語」
 ・森絵都著「『ヒカリノタネ』はじめて告白したときに読む物語」

ミスターの原作小説は島本理生著「私だけの所有者」

YOASOBIの14thシングル「ミスター」は、直木賞作家コラボプロジェクトの第1弾として、2月に配信リリースされています。
 原作は、『はじめての』に収録されている島本理生さんの「『私だけの所有者』はじめて人を好きになったときに読む物語」です。主人公「僕」と「先生」との手紙のやり取りで構成された書簡体小説であり、原作者にとってはじめてのSF作品です。

5月にはMVが公開され話題になっています。

ミスター原作小説「私だけの所有者」あらすじ

とある国の施設に保護された「僕」は、「先生」と手紙のやり取りをします。
「僕」は、所有者との日々の生活や同じアンドロイド・ルイーズとの出会いを通して芽生えた、さまざまな感情や起こった出来事を手紙に綴ります。

「僕」と所有者との間に起こったこととは

「僕」が、はじめて人を好きになったときとは

ミスター原作小説「私だけの所有者」ネタバレ考察

物語の主人公は、アンドロイド(ロボット)の「僕」です。
とある国の施設に保護された「僕」が「先生」に宛てた手紙で進められていきます。

「僕」は、所有者・Mr.ナルセとの生活を通して、徐々に人間らしい感情を芽生えさせていきます。この「僕」の“はじめての”感情が題材になっています。
 「人間とはなにか」「人間らしさとはなにか」についても考えさせられる作品です。

クライマックスはとても切なくて悲しい展開に…
「僕」とMr.ナルセは、旅の途中で紛争に巻き込まれてしまいます。
負傷して動けなくなったMr.ナルセを目の当たりにしたときに感じた、はじめての感情はまさしく人間の究極的な感情でした。

所有者Mr.ナルセは、最後に「出口へ行け」と「僕」を生かすため命令するのです
アンドロイドとして所有者の意に従い、Mr.ナルセを残し、出口へ行きます。

Mr.ナルセとの別れの直前に「僕」は、Mr.ナルセから「本当の人間として大事にされていた」ことに気づきます。
そして、Mr.ナルセと一緒にいたいというはじめての感情が芽生えるのです。

Mr.ナルセを想い「もう一度あの厳しい声で命令されて叱られたい」と願う、そんな切ないストーリーです。

主人公「僕」とは?

14歳程度に設定された家庭用アンドロイドです。
家事手伝い用として所有者に購入されます。
 アンドロイドの使命は「所有者の意に従うこと」と考え、努めています。
しかし、所有者の意に反することばかりしてしまい、叱られ、無力感に苛まれます。
 所有者の気持ちを少しでもわかりたい、もっと知りたいと日々思っていました。

所有者とはどんな人物?

 「ミスター」に登場する「あなた」は、「僕」の所有者であったMr.ナルセのことです。Mr.ナルセは、両親と妻を失い、子供もおらず、たった一人で生活していました。

言葉数は少なく、いつも厳しく「僕」を叱ってばかりいるため、二人の関係には距離感があります。

しかし、時折見せる穏やかな表情や「僕」やアンドロイドのために涙を流す姿に、少しずつ「僕」は惹かれていきます。
本当は優しい人なのです。

★「先生」の正体とは⁉手紙のやり取りをするきっかけとは⁉

Mr.ナルセの妻です。
Mr.ナルセの妻という理由で政府から酷い扱いを受けます。Mr.ナルセに一緒に亡命することを懇願しますが叶わなかったため、ある日突然失踪します。
現在は、政府側の立場から「Mr.ナルセが紛争の首謀者ではないか」と疑い、「僕」から情報を得ようとして手紙のやり取りをすることになりました。

僕が影響を受けたアンドロイド・ルイーズの使命感

ルイーズは、Mr.ナルセの弟夫婦が所有する家庭用アンドロイドです。
Mr.ナルセの身を案じて亡命することを勧めるため、仲違いして以来2年半ぶりに、訪ねてきました。

ルイーズは、「人間はアンドロイドの世話になりたいのではなく、生きていることの孤独に寄り添ってほしいのだ」と話します。ルイーズをまるで娘のようにかわいがる弟夫婦は「人間の子供のように振る舞ってほしい」と願い、ルイーズも応えます。

「所有者の意に従い、役に立つこと」だと考えていた「僕」は、ルイーズと出会い、「僕」の使命とは?アンドロイドの幸福とは?なんだろうかと考えはじめます。

「僕」と所有者(Mr.ナルセ)に何が起こったのか⁉

Mr.ナルセとの最初で最後の首都までの旅行中、紛争に巻き込まれ、地下鉄に閉じ込められてしまいます。

 「僕」は、負傷したMr.ナルセに壁を伝う水を飲ませようとするなど尽力します。アンドロイドとしての使命感からだけでなく、「一人きりはこわい。一緒にここから出て!」と強く訴えます。

「僕」の気持ちを察したのか、Mr.ナルセは「僕」の手を握り返し、ふっと安心したような笑顔を見せるのです。「僕」は、Mr.ナルセから本当の人間のように大事にされていたことに気づき、一緒にいたいという感情が爆発します。

しかし、歩けなくなったMr.ナルセは、自分を置いて「出口へ行け」と命令するのです。
「僕」は、所有者の最後の命令に従い、出口へ向かいました……。

「僕」の本当の姿は女の子⁉

 閉じ込められた地下鉄でMr.ナルセは、「僕」が本当は「女型」アンドロイドであることを告白します。

当時の女型アンドロイドは、人間の「性具」として扱われることがあり、「僕」を守るために、Mr.ナルセは「男型」アンドロイドを装うように命令したのです。

その命令は所有者の優しい一面を表しています。

「僕」が、はじめて人を好きになったときとは⁉

ミスターの歌詞に、原作の手紙に、書かれている「名前のわからない感情」は、Mr.ナルセに会いたい、懐かしいあの頃のように過ごしたいという思いであり、それはMr.ナルセへの愛情(好き)からの思いであると考えられます。

少しずつ人間らしい感情が芽生えていく「僕」が、「こわい、一人になりたくない、一緒にいたい」と激しく感じたあのときこそが、「僕」がはじめて人を好きになったときと言えるのではないでしょうか。

まとめ

 YOASOBIと4人の直木賞作家コラボプロジェクトの第1弾「ミスター」の原作小説あらすじとネタバレ紹介いかがでしたでしょうか?
 Twitterや動画には、たくさんの高評価コメントが寄せられています。なかでも、小説、音楽、MVが見事にシンクロされ、行き来するたびに感動があり、何度も楽しめるとの意見が多くみられます。
 まだ小説を読んでいない方も、まだ楽曲を聴いていない方も、まだMVを視聴していない方も、この記事で興味を持っていただけたら幸いです。



 

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