優里のファーストアルバム「壱」が発売されましたね。
かくれんぼやドライフラワーなど話題の曲が詰まったアルバムになっていますが、新曲も盛り込まれているんです。
全16曲収録されていますが、新曲は6曲という聴きごたえ十分のアルバムです。
もうすべてが良い曲で優劣つけがたいくらいですよね。
新曲の中でも「レオ」と「ミズキリ」に注目が集まっているようで、歌詞についてとても考えさせられる内容になっています。タイトルのミズキリってどういう意味なのでしょうか、歌詞の中では「ウシロムキは水切りしよう」というフレーズがありますがこちらの意味も気になりますよね。
ミズキリの歌詞について考察をしてみました。
レオの歌詞については別記事でまとめていますので併せてお読みくださいね。
優里の楽曲「ミズキリ」
優里の楽曲「ミズキリ」はアルバム「壱」に収録されている楽曲です。
2021年のドラマSUPERRICHで挿入歌として使用されていた曲なんです。
優里さんのYouTubeチャンネルではピアノパージョンが披露されています。(大好きです)
SUPERRICHでは主題歌は「ベテルギウス」でしたよね。主題歌も挿入歌も優里さんが担当されていてそのためにドラマを見ていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ミズキリが気になってドラマの内容が頭に入ってこないなんて方もたぶんいたはずです(笑)
ドラマの時は挿入歌でしたので、アルバムが発売されてやっとフルで聴くことができました。
ドラマで聴いていても良い曲だなぁと感じていましたが、フルサイズで聴いたらやはり最高ですよね。
歌詞をやっと確認することができたのでじっくりみてみると「ミズキリ」「水切り」「ウシロムキ」と気になるワードがでてきますよね。
ウシロムキは水切りしようってどいう意味なのでしょうか。
タイトルがミズキリでウシロムキとカタカナ表記したのはなにか意味があるのでしょうか。
考察してみました。
ミズキリ(水切り)とは?
タイトルではミズキリとしてカタカナ表記されていますが、歌詞では「水切り」という表現で登場しています。
一般的に水切りとは読んで字のごとく「水を切る」という意味ですよね。
キッチンで洗ったお皿の水を切る、野菜の水を切るというように使用して、「水分を取る(除去する)」という意味で使用される用語だと思います。
しかしながら、他にも2つの意味として使用されている言葉なんです。
川辺での石遊びとしての意味
水面に向かって石を回転させて投げて水面で跳ねさせて、跳ねた回数を競う遊びです。
川辺で石を拾ってやったことある人も多いですよね。
ちょうどいい石を見つけて、勢いよく手首のスナップを効かせて石を回転させて水面をジャンプさせるあの遊びです。
水切りとも言いますが、石切り(いしきり)とも呼ばれています。
生け花(華道)で使われる意味
華道(生け花)の用語として使用される「水切り」という言葉の意味は切り花の茎を切って、水を吸い上げやすくすることを指します。
水切りをすることによって切り花の茎の切り口が乾燥したり、空気が茎の導管に入り込んでしまうことを防げるので、切り花が水を吸い上げやすくなるためお花が生き生きするのです。
つまり、お花を生き生きと蘇らせるためには水切りが必要なんです。
午前2時半。お嫁さんに生け花の水切りを教わっていた。花が長持ちするらしい。水に浸けて茎を斜めに切る。でもトルコ桔梗は手でちぎった方が水を吸うんだよ、と教わった。「お店の仕事のなかでも好きな仕事だったんだよね」とのこと。 pic.twitter.com/gOXwFuY7cz
— ジロウ (@jiro6663) September 23, 2019
以上のように「水切り」の意味を考えてみると一般的な水分を除去するという水切りでなく、川辺で石を投げる水切りではないことがわかります。
そしてサビの前の歌詞には「萎れかけた花に熱を与えたの」というフレーズがあることから、生け花の用語として使用される意味で、お花を生き生きと蘇らせるための「水切り」を指しているのではないかと考えます。
ウシロムキが片仮名(カタカナ)の理由
「水切り」が意味することはわかりましたが、タイトルが「ミズキリ」で「ウシロムキは水切りしよう」とはどんな意味があるのでしょうか。
歌詞のフレーズとしては「全てのことを超えていくためにウシロムキは水切りしよう」です。
後ろ向きなネガティブな感情は水切りして(茎を断ち切って)生き生きとしていこうという意味ではないでしょうか。
水切りすることによって萎えていた花が蘇ったように、後ろ向きはもうやめようという思いが込められていると考えています。
そして後ろ向きな気持ちというネガティブな感情を生け花に見立てるために「ウシロムキ」とカタカナ表記されているのではないでしょうか。
ウシロムキ(という花)を水切りしようという表現です。
何て素敵な言葉の使い方なのでしょうか。優里さんの歌詞って奥が深いです。
改めてもう一度楽曲を聴いてみるとまた違った感情が入り混じってさらに曲の深さが増してきませんか?
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まとめ
優里さんのファーストアルバムに収録されている楽曲「ミズキリ」の歌詞について考察しました。
主に「ウシロムキは水切りしよう」というフレーズがどんな意味なのかについてフォーカスしました。
歌詞の中に出てくる「水切り」とは生け花(華道)で使用される用語で切り花の茎を切って水を吸い上げやすくする処理のことです。つまり水切りすることによってお花が生き生きと咲くことができるんです。
「ウシロムキ」とは後ろ向きなネガティブな感情を指していると考えますが、ウシロムキとカタカナ表記することによって生け花のように(花の名前のよう)表現しています。
ウシロムキを水切りしようとはネガティブな感情を水切りして生き生きと咲き誇るように進んでいこうという思いが込められているのではなかと考察しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。