ツタンカーメンといえばエジプトの謎多き王として有名なとおり未だ本当の死因が解明されておらず、ミステリアスな存在として研究され続けられてます。
ツタンカーメンの死因は一体何なのでしょうか。どうやって死んだのか何歳で死んだのか最新の情報をまとめて
現在有力とされているツタンカーメンの死因について調査しています。
ツタンカーメンがどんな人物だったのかをはじめとして考えられる死因についてまとめました。
ツタンカーメンとはどんな人物?
教科書でもよく目にする「ツタンカーメン」歴代エジプト国王が多くいる中で、なぜツタンカーメンがここまで有名なの
でしょうか?理由は、王墓としては極めて珍しく 3000 年以上の歴史を経てほとんど盗掘を受けなかったのです。他にも残されたミイラには不明点が多く、長い時日を経ても、未だ本当の死因が解明されておらず、ミステリアスな存在として研究され続けられてます。
ツタンカーメンの黄金のマスクに
— みこと (@indigoblue113) February 25, 2022
ロゼッタストーン。
レプリカでも凄くて感動!#神戸市立博物館#大英博物館ミイラ展 pic.twitter.com/xLuGioxOB1
そんなツタンカーメンは一体どんな人物だったのでしょうか。
ツタンカーメンはエジプト第 18 王朝のファラオ(王)です。父アメンホテプ 4 世の跡を継ぎ、なんと 9 歳で即位しました。
若さもあり、側近達の影響力がとても強かったとされています。即位してからは宗教改革や反乱を収めたり、戦に勝利するなど、王としての職務も十分に果たしエジプトの安定に貢献していました。
またツタンカーメンは愛妻家とも言われてます。
玉座の背もたれに妻のアンケセナーメンがツタンカーメンに香油を塗ってあげている浮き彫りもあります。
若くて素晴らしい逸材だったのですが、19 歳という若さで生涯を終えました。
そのことから「悲劇の少年王」とも呼ばれています。
そんなツタンカーメンが亡くなった原因は何なのでしょうか。
ツタンカーメンの死因とは
ツタンカーメンの死因についてはいろいろな説が浮上しています。長年にわたりツタンカーメンの死因について研究されています。研究者達は動物に蹴られた、後頭部殴打による殺害、毒殺などの死因の仮説を立ててきました。
近年の研究調査では当時エジプトで流行していたマラリア熱であったり、骨折による敗血症、生まれつきの遺伝的疾患など色々な要因が重なったことが、1 番濃厚な死因とされています。
死因①マラリア
2010 年、ツタンカーメンのミイラから、熱帯熱マラリア原虫の痕跡が確認されています。
マラリアとは、 マラリア原虫をもった蚊に刺されることで感染する病気です。
古代エジプトでマラリアが流行した背景には灌漑農業があります。
灌漑用水路の淀んだ水にボウフラがわき、マラリアを媒介する蚊の大量発生を招いたのです。
クレオパトラも蚊の存在には悩まされ、感染防止のために蚊帳を愛用していたと言われています。
マラリアは現在もある感染症であり、2018 年に公表された統計では、
1 年間に約 2 億 2000 万人が感染、43 万 5,000 人が死亡しています。
死因②骨折に伴う敗血症
2005 年の研究調査によると、ツタンカーメンのミイラを調査していたフランク・リューリさんは、「左足の大腿骨を骨折した形跡があり、それに伴う敗血症にかかってしまい死亡した可能性が高い」推測しています。
ただ、発掘時に破損した可能性がある為、否定している方も一部います。
死因③生まれつきの遺伝的疾患
ツタンカーメンのミイラが発掘された後、DNA 調査が行われました。
その結果、ツタンカーメンは近親姦でできた子供だったことが発覚しました。父はアメンホテプ 4 世、母はアクエンアテンの同父同母の姉妹のうちの一人と言われてます。
権力者が長い世代にわたって同族による主権を維持すると、血統の純潔性を保とうとする意味から近親婚が多くなるようです。
近親交配が原因とみられる遺伝的疾患は、頭蓋骨奇形・奇肢症・小頭症等があります。
ツタンカーメンも生まれつき、側頭葉てんかん、口蓋裂、内反足、脊椎側弯症左足が不自由など多数の患っていた可能性が非常に高いと見られています。
また歩くのには杖が必要な状態だったので、王墓の中には、副葬品としていくつもの杖が納められています。
ツタンカーメンの墓から発掘された象牙の箱には、妻であるアンケセナーメンの隣で、杖をつくツタンカーメンが描かれています。
旅レポ♪
— chayu (@chayu321) February 8, 2016
パピルスと言う植物の茎で作られた紙に描かれた絵は仲睦まじいツタンカーメン王と妻アンケセナーメンです
足が悪かったツタンカーメンは杖をついています
わずか19才で亡くなってしまうツタンカーメン
その死因は未だ謎のままです pic.twitter.com/h4pd42dLcB
まとめ
ツタンカーメンの死因についての研究は今も進行形で世界中で研究されています。
現在有力とされているのはマラリア熱、骨折による敗血症、生まれつきの疾患と様々な要因が重なったこととされています。しかしながらこれからまた新しい発見が生まれる可能性も高いです。
死因が明らかになったとしてもなぜその死因の背景があったのかなど謎が深まる可能性もありますね。
最後までご覧くださりありがとうございました。