野村長平の鳥島はどこ?なぜ遭難船を引き寄せる日本の島なのか調査

2022年11月2日(水)に放送された、フジテレビ系「世界の何だこれ⁉ミステリー」にて、ある遭難船について特集がされていましたね!

12年の月日を経て奇跡の生還を果たした野村長平が、漂着した島が一体どこにあるのか、気になった方も多いのではないでしょうか?

今回は、遭難船を引き寄せると言われている島について、調査していきます!

この記事を読まれている方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか。

野村長平が漂着した島はどこにあるの?
その島に遭難船が多いのはなぜ?

\この記事を読んでわかること/
  • 遭難船を引き寄せると言われる鳥島はどこにあるのか
  • 鳥島に遭難船が引き寄せられる理由とは
目次

遭難船を引き寄せる島は日本の鳥島どこの島?

2022年11月2日(水)放送の、フジテレビ系「世界の何だこれ⁉ミステリー」にて、野村長平の生還劇が特集されていました!

野村長平とは‥
江戸時代の土佐の船乗り
船の遭難により、12年の無人島生活を経て生還した。
無人島長平“とも呼ばれている。

この、野村長平が漂着した島は、

鳥島

と呼ばれる島です!

そして、鳥島がある場所は、

太平洋沖伊豆諸島の島

なんですね!

国の天然記念物に指定されている、特別天然記念物アホウドリの生息地としても有名な島です。

番組では、この鳥島は遭難船を引き寄せる島と言われていました。

その理由は、

江戸時代を通じて、10数件の漂着があった

とされているためなんですね。

なんと、累計100人以上の船乗りたちが漂着していて、鳥島は「漂流の島」とも呼ばれるほどなんです!

江戸時代末期、船で遭難し、アメリカ船に救助されたジョン・万次郎が漂着した島も、この鳥島ですね。

なぜその島には多くの遭難船が引き寄せられるのか

2022年11月2日(水)放送の、フジテレビ系「世界の何だこれ⁉ミステリー」にて、野村長平の生還劇が特集されていました!

野村長平が漂着した、伊豆諸島の「鳥島は、遭難船を引き寄せる「漂流の島」とも呼ばれています。

江戸時代、10数件の漂着があり、100人以上の船乗りがこの鳥島に漂着したとされているんですね。

一体、なぜ鳥島には多くの遭難船が引き寄せれるのでしょうか?

その理由はあるのでしょうか?

大西風の影響

まず理由の1つとなるのは、大西風(おおにしかぜ)の影響です!

大西風(おおにしかぜ)とは‥
冬の北西季節風

船の往来が最も盛んになるのは、新米の収穫が終わり、それを江戸へ運ぶ年末年始とされています。

そして、この「大西風」と呼ばれる季節風の最盛期も、年末年始なんですね。

なので、遭難船の多くは、秋の終わりから冬に集中していたそうです。

当時の船乗りたちは、この大西風をとても恐れていたようですね。

黒潮大蛇行の影響

そして、次なる理由となるのが、黒潮大蛇行の影響です。

日本列島周辺の海流である黒潮は、九州から関東にかけて、日本の南側を沿うようにして流れています。

しかし、紀伊半島沖で南に大きく迂回した後、東海から関東にかけてぐっと近づいてくる流れになることがあるんですね。

それが「黒島大蛇行」です!

黒潮大蛇行とは‥
通常は日本の南側を沿うようにして流れる黒潮が、紀伊半島沖で大きく南へ離岸し、東海から関東にかけてぐっと近づく流れになること

この黒潮大蛇行が起こるのは珍しいことではなく、実は周期的に発生しているんですね。

詳細なデータが観測されたのは、1975年に発生した大蛇行で、発生期間はなんと4年8ヶ月にも及ぶんです!

1800年代の黒潮については、はっきりした観測がありません

しかし、江戸時代を通じて船の漂流が多かったのは、この黒潮大蛇行の発生期間だった可能性が大きいと言われています!

漂流の島と言われていた鳥島は、伊豆諸島の島です。

大蛇行により、南へ大きく離岸した黒潮が、関東にかけてぐっと近づく流れになるところに、ちょうど位置するんですね。

そのため、多くの遭難船が鳥島に漂着したと、考えられます。

まとめ

2022年11月2日(水)放送の、フジテレビ系「世界の何だこれ⁉ミステリー」で、野村長平の生還劇が特集されていました。

野村長平の船が漂着し、12年の無人島生活を送ったのは、伊豆諸島の鳥島です。

特別天然記念物アホウドリの生息地として有名な島ですね。

鳥島は、江戸時代を通して10数件、100人以上の船乗りが漂着したとされていて、漂流の島とも言われています。

鳥島に多くの遭難船が引き寄せられる理由は、冬の季節風「大西風」と、黒潮大蛇行の影響があると考えられます。

周期的に発生する黒潮大蛇行が、江戸時代にかけて発生していたのではないかと言われているんですね。

大西風で遭難した船が、黒潮大蛇行によって大きく流された可能性が高いのではないでしょうか。

そして、黒潮大蛇行の海流上にちょうど位置する鳥島に、多くの遭難船が漂着したんですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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