誰もが知っている流通大手のセブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店大手そごう・西武を売却するというニュースが最近話題になっていますね!
そごう・西武をよく利用するという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
セブン&アイ・ホールディングスがそごう・西武を売却することで、私たちの生活には何か影響が起こるのか?
オムニ7とnanaco(ナナコ)カードのサービスは使えなくなってしまうのか、色々気になりましたよね。
今回はこのような視点で分かりやすくお伝えできればと思います!
そごう西武売却の理由と経緯
セブン&アイ・ホールディングスとそごう・西武の関係についてまず整理してまとめていきたいと思います。
2つはもともと別々の企業だったのですが、そごう西武は買収されたのです。
それから、小売業界の低迷を迎え今度は売却される動きになっています。
2006年セブン&アイ・ホールディングスはそごう・西武を買収
まず、セブン&アイ・ホールディングスは2006年にそごう・西武を買収しています。
この出来事は、「コンビニが百貨店を飲み込んだ!」「業界下剋上」だと世間をかなり騒がせました。
スーパーを祖業として出発してコンビニ産業へ進出していたセブン&アイ・ホールディングスは、小売り事業の多角化を目指そうという理由から買収に至ったそうです!
また、商品の共通化などによる相乗効果も狙い、総合小売り企業への成長を図りました。
しかし、それから16年。「総合小売」を目指した戦略は大きな転機を迎えているのです!
ネット販売やコロナウイルスの影響で百貨店の業績が低迷
現在、西武池袋本店(東京都豊島区)やそごう横浜店(横浜市)など関東を中心に10店舗を展開しているそごう・西武。
しかし、近年のインターネット通販の普及や、コロナ禍で休業や営業時間の短縮を繰り返した影響で業績は一段と悪化してしまっているそうです!
当初は28 店舗あった店舗も閉鎖や売却を進め、今では10店舗(そごう4店舗・西部6店舗)にまで減少してしまっています。
この16年の間にこんなにも閉店してしまっているとは、なかなか世界の情勢に影響されているのがわかりますね!
そごう、クソデカ百貨店として全盛期は全国各地に28店舗も存在したのに経営破綻や2010年~現在に至るまでの相次ぐ閉店で気づいたらたった4店舗しか残ってないの残酷すぎるだろhttps://t.co/gIOufjXuI5 pic.twitter.com/luCXQ91ZaB
— 橋川 (@hashikawa_in) January 31, 2022
2019年に黒字の収益を出したのを最後に、そこからは赤字続きなのだそうです。
そのため、セブン&アイの大株主である海外の投資ファンドが、そごう・西武や総合スーパーのなどを切り離すことを念頭に、主力のセブンイレブンに集中するよう求められ、株主からの圧力も強まっていったそうです。
世の中のネット販売の普及、そしてこの2〜3年のコロナウィルスの影響による百貨店の赤字が大きな理由となっているようです。
セブン&アイ・HD【3382】が、赤字の百貨店子会社そごう・西武を売却する方向だと一部で報じられました。同社は、米国の機関投資家からコンビニ事業への集中を要求されていました。他にもロフトやデニーズといった異業種の赤字子会社を抱えていますが、こちらはどうするのか、注目です#業界地図 pic.twitter.com/VoCKJSBBOg
— 「会社四季報 業界地図デジタル」ついに公開! (@tk_gyoukai) January 31, 2022
オムニ7は2023年に閉鎖予定
そごう・西武売却に伴い懸念されているのはネットショッピングサイト「オムニ7」がどうなるのかですよね。
「オムニ7」はセブン&アイグループのスーパーであるイトーヨーカ堂や百貨店のそごう・西武、専門店のロフトなどの商品をインターネットで注文・購入できるサービスで、利用されている方も多いのではないでしょうか。
購入した商品は自宅や全国約2万店のセブン-イレブンで24時間受け取れるサービスは魅力的ですよね。
そして、万が一合わない商品だったりした場合、受け取ったセブン-イレブン店舗で商品を無料で返品することもできる画期的サービスです。
帰宅が遅くて宅配便を受け取るタイミングがなかなかない方でもコンビニで受け取ることができるのはかなり便利ですよね。
しかしながら「オムニ7」は2023年に閉鎖予定となるようです。
2015年にオムニ7のオープン直後は、売り上げは好調だったそうです。
しかし、近年の楽天やAmazonといった超大手の勢いにオムニ7は敵わなくなってしまったのが理由です。
確かに、通販というと楽天やAmazonというイメージが強いかもしれないですね!
nanacoカードは使えなくなる?
セブン&アイ・ホールディングスといえば、nanacoカードを持っている!という方も多くいらっしゃると思います!
セブンイレブンや、ヨークマート、イトーヨーカドー、そごう・西武など、セブン&アイ・ホールディングスの系列でならどこでも使えるのでかなり便利ですよね!
カード払いもできますし、その分ポイントも貯まり、そのポイントもお支払いに利用できます。
セブンイレブンをよく使う人であれば絶対おすすめのカードです!
そごう・西武売却の後、nanacoカードはそごう・西武で使えなくなるのか調べてみましたが、残念ながら現時点では新しい情報は出ていないようでした。
恐らく百貨店では使えなくなりポイントを貯めたり使うことはできなくなるかと予想しています。
そごう西武での買い物でnanacoポイントを貯めたり使ったりしていた方はnanacoが使えなくなる日までにポイントを消化しておくなど事前に対策をしていたほうがいいかもしれません。
新しい情報が入りしだい追記していきたいと思います。
仮に、そごう・西武で使えなくなってしまったとしても、セブン&アイ・ホールディングスのコンビニやスーパーで変わりなく使えます!
しかも固定資産税や自動車税などの税金から水道料金までnanacoで支払うことができてポイントが貯まるのでお得なカードなのは間違いないです。
限定デザインなど好きなキャラクターとコラボしたデザインもあるので愛着がわきますよね。

まとめ
セブン&アイ・ホールディングスが、百貨店そごう・西武を売却するにあたり、オムニ7やnanacoカードについてはどうなるのかについて調べてまとめました。
百貨店の商品をオムニ7で購入してコンビニで受け取れるサービスは大変便利でしたが2023年にオムニ7のサービスは閉鎖予定となっています。
また、正式に発表にはなっていないですが傘下ではなくなることでそごう・西武でnanacoカードは使用ができなくなることが予想されています。
これまでポイントを集約させていた方には残念な展開となってしまいましたが、ポイントを使える期日までには消化しておくなど事前に対策を練っていたほうがいいかもしれません。
新しい情報が入り次第更新していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。