アップルウオッチのCMで山奥で倒れてしまった人の代わりにアップルウオッチが緊急通報をしているという映像が流れていますね。
危機感が緊急通報の音声で伝わってくるので恐ろしく怖いという印象を受けた方も多いはずです。
同時にアップルウオッチの機能について興味関心が湧いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本当にCMのように緊急事態が訪れた際には代わりに通報してくれるのか気になりますよね。
今回はアップルウオッチの緊急通報機能について深堀して調査してみました。
CMを観てこれから購入を考えている方は参考にしていただければ幸いです。
アップルウオッチのCMが凄いけど怖いと話題
現在放送されているAppleWatchのCMです。
身に着けていたAppleWatchが転倒を検知して自動的に緊急事態通報をしているという内容です。
AppleWatchの所有者は転倒したことにより意識不明の中、AppleWatchが自動的に通報し、座標ナンバーを読み上げ、緊急事態が発生した位置を通報しています。
放送されているこちらの音声はアメリカで実際に通報された内容の音声のものとされています。
無機質なCMであり、BGMなどはなく通報内容が音声と文字で表示されているという内容でその事態を一瞬で把握できるため、危うさが伝わり怖いという思いがこみあげてきますよね。
同時にapple製品の性能のアピールとしては説得力が抜群のCMとなっています。
自分が山奥など回りにだれもいない環境下で意識不明になってしまったときに自動的に通報してくれる機能は気になりますよね。
実際に自動通報されるのはどんな時?
CMでは転倒したことを検知して緊急通報をしてくれたというエピソードでしたが、実際に自動通報される時はどのような時なのでしょうか。
アップルウオッチは心電図や血中酸素濃度も計測してくれます。
例えば心筋梗塞など心停止で倒れた時などは検知して通報してくれるのでしょうか。
緊急通報の機能が作動するのは「転倒」を検知した時のみです。
心停止や血中酸素濃度の低下などを検知して通報するという機能はありません。
あくまでも転倒したことを検知したときに作動するようになっています。
したがって、心筋梗塞で「倒れた」時は作動しますが、転倒したこととして検知されなければ作動することはありません。
緊急通報機能が作動するのは転倒時のみ
心電図、血圧、血中酸素濃度等は関係していない
転倒検知で自動通報は日本でも対応している?
CMではアメリカで実際に起きた転倒時の緊急通報が流れています。
apple製品は世界規模の製品でありアメリカ基準で作成されているので、口コミ等では「日本では自動的に通報はされない」などのコメントが見受けられます。
本当に日本では対応していないのでしょうか。
日本でも自動通報は対応しています。
しかしながら転倒検知による自動通報機能はApple Watch Series 4から搭載された機能であり、標準ではオフになっています。設定時にオンにする必要があるので必要な方は要設定です。
※ヘルスケアアプリで年齢を設定していて55歳以上の方は自動的にオンになっています。
Apple WatchのCMの緊急通報サービスは、アプリから転倒検出をオンに設定してないといけないから気をつけてね。
— Ryo Suzuki | @ramble (@ramble_ryo) January 30, 2022
ちなみに通報先は日本だと119。Cellular版だったら現地の緊急通報サービスに電話してくれる。#AppleWatch pic.twitter.com/yeTWTZC30g
転倒検知による自動通報機能はApple Watch Series 4以降搭載
標準では非設定なので手動で設定オンにする必要あり

AppleWatch緊急通報の流れ
それでは実際にどのような流れで緊急通報になるのか紹介します。
転倒しただけですぐ通報されてしまうというわけではないのです。
転倒を検知すると段階を踏んで通報されるようになっています。
①転倒を感知すると「転んだようですが大丈夫ですか」と表示される。
②緊急通報する画面が表示される。(110、119、118を選択する画面)
③1分間動きを感知しないと警告音(サイレン)が鳴る
④サイレンから30秒後動きがなければ自動通報(119)
Apple Watchの開発元のApple社のあるアメリカ合衆国は緊急通報番号は911で統一されていますが日本の緊急通報番号は警察(110番)消防(119番)海上保安庁(118番)と3つもあります。
転倒時の最初のアクションである緊急通報画面ではワンタップで通報できるように選択画面が表示されます。もし通報する必要がなければ「大丈夫です」とタップすればいいのです。
家の中で滑って尻もちをついたらApple Watchの転倒検出機能を体験できた。 pic.twitter.com/jCfseW7HlD
— sato.takehiko (@sato_takehiko) January 30, 2022
ちなみに動きが検知されずに自動的に通報される先は日本では119です。
緊急時通話はApple Watch が自動で行なってくれます。
メディカルID(生年月日や血液型など)を登録しておけば読み上げてくれますし、家族などを緊急連絡先として登録しておけば家族にも通知が届くようになります。
万が一にそなえて事前に設定しておくのが良さそうですね。
まとめ
CMで放送されているアップルウオッチの緊急通報機能について調査しました。
緊急通報機能はアップルウオッチが着用者の「転倒」を検知したときに作動します。
転倒検知の機能はシリーズ4以降に搭載されている機能です。
標準ではオフになっているので手動で設定する必要があります。
転倒を検知するとすぐに通報されるわけではありません。
まずはワンタッチで通報する画面が表示されます、1分間動きがなければサイレンが鳴ります、30秒間動きがなければ日本であれば119に自動通報されるという流れになっています。
万が一に備えてアップルウオッチの着用は身を守るために必要なことがわかりましたね。
事前の設定も忘れることなく、緊急時に備えておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。